アトピー肌は、季節の変化にとても敏感です。季節が変わることで温度や湿度も変わり、肌の状態も不安定になります。それなのに年間を通して同じケアをしていては、アトピーの改善どころか、悪化してしまう可能性もあります。
このぺージでは、季節ごとの正しいケア法を紹介していきます。
まず、春夏のアトピーケア法を見てみましょう。
春夏は紫外線が強いので、薄いカーディガンや長袖、長ズボンなどで肌を保護しましょう。また、屋内の場合は冷房がきいていることが多いので、薄いカーディガンや羽織物などを持ち歩き、体温を調節します。
夏は特に汗で汗疹ができたり、痒みが増したりするので日射しと冷房対策は必須です。
暖かくなってくると同時に、花粉に悩まされる方も多いと思います。なるべく肌を出さないようにしながら、外出後は玄関で花粉を落としてから中に入る、顔や手を洗うなどで乗り切りましょう。
ジメジメとした梅雨時期に気をつけたいのが、ダニやカビです。効果的なのはやはり掃除。家の中を除湿しながら、湿気の多い箇所を中心に清掃を徹底しましょう。
毎日こまめに掃除することが、アトピー改善につながると思います。
次に、秋冬のアトピーケア法を見てみましょう。
秋冬は、空気も肌も乾燥していく季節です。肌が乾燥すると痒みが出てしまうので、なるべくローションなどで保湿を心がけていきましょう。部屋の中では加湿器をつけて湿度をキープ。結露が出やすくなるので、部屋の掃除もこまめに行って下さい。
だんだんと寒くなってくる秋から冬の間は、身体が冷えてしまいがちです。日ごろの疲れやストレスを緩和するために、お風呂にゆっくり入ってみるのもオススメ。熱いお湯では肌の痒みが増してしまうこともあるので、ぬるすぎず熱すぎない適温で入りましょう。